「保育園」を知ってください

1.「保育園」とはどんなところ?
(1) 「保育園」とはどんなところ?
 保育園は、親(保護者)からの申し込みにより、親が働いている、病気の状態にある等の理由により家庭において十分に子どもを保育できない場合に、家庭に替わって子ども(0〜5歳の乳児および幼児)を保育(養護と教育が一体となった保育)するため、児童福祉法に位置付けられた「児童福祉施設」です。
 子どもの健全な育ちを支え、適切な保育園運営がなされるよう、国の法律や通知によって保育園の設置や運営に必要な基準(職員、食事・栄養、施設整備、保健衛生等)が定められています。これらの条件を満たし都道府県知事の認可を受けた施設が「認可保育園(保育所)」です。
 また、子どもの保育のみならず、親や家庭に対し必要に応じて助言や支援を行なったり、保育園を利用していない子育て家庭に対しても子育て相談を受けるなど地域の子育て支援を行なっています。
 平成21年4月1日現在では、全国に22,925か所の保育園があり、その内民間立(社会福祉法人立など)は11,917か所、公立(市区町村立)は11,008か所あります。そして、約213万人の子どもが利用しています。


(2) 幼稚園との違いは?
 幼稚園は、学校教育法に位置付けられており、小学校に入る前の3〜5歳の幼児が利用する教育機関です。親の申し込みにより、原則としてどなたでも利用でき、一日4時間の活動時間を基本としています。
 保育園は乳児および幼児(0〜5歳)が利用する福祉施設です。親の就労など利用するにはある程度の条件や優先順位が設けられています。原則保育園は一日11時間開いていて、食事や睡眠の時間が確保されています。
(注)詳しい内容については、個々の幼稚園、保育園によって多少の違いがありますので、ご留意ください。


<保育園と幼稚園の比較表>
区分 保育所(保育園) 幼稚園
施設の性格 児童福祉施設(22,925か所)(H21.4.1現在) 学校(13,515園)(H21.5.1現在)
対象児童 0歳から就学前の保育に欠ける児童
(児童数:2,132,081人)(H21.4.1現在)
満3歳から就学前の幼児
(児童数:1,630,344人)(H21.5.1現在)
入所 市町村と保護者の契約(入所希望を配慮) 保護者と幼稚園との契約
開設日数 300日以上(春、夏、冬休みなし)
※休日、祝祭日も対応
39週以上(春、夏、冬休みあり)
保育時間 11時間以上の開所
※延長保育 13,300か所(平成17年度交付決定ベース)
 夜間保育 69か所(平成18年11月)
 休日保育 798か所(平成18年度交付決定ベース)
4時間を標準
※預かり保育 9,809か所(平成19年6月)
保育士(教諭)
の配置基準
0歳   3:1
1・2歳  6:1
3歳   20:1
4・5歳  30:1
1学級 35人以下
保育料 ・市町村ごとに保育科を設定
・所得に応じた負担
・私立幼稚園は各幼稚園ごとに、公立幼稚園は市町村ごとに設定(低所得者に対する公的助成有(就園奨励費))
施設基準 保育室、遊戯室、屋外遊技場、調理室、便所 保育室、遊戯室、保健室、運動場、便所、飲料水用設備、職員室等
保育内容 保育所保育指針(養護+教育) 幼稚園教育要領(教育)


(3) 認可外保育施設との違いは?
 前述の認可を受けずに保育を行なっている施設を「認可外」または「無認可」(以下、認可外保育施設とします)と表しています。認可外保育施設は、全国に7,348箇所あります。そして、177,231人の子どもが利用しています。(平成21年3月31月現在)
 現在では、市町村への「届出」が義務付けられています。


(注) 認可外保育施設には、病院や企業内などに独自に設置される「事業所内保育所」や東京都が都独自に認定している「認証保育所」なども含んでいます。